「あさざ号」２００３

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「あさざ号」２００３

　2003年７月12日から９月上旬までの土日祝日、17・20レが「あさざ号」ヘッドマーク付で運転されている。
　愛称名の「あさざ」は、かつては霞ヶ浦湖畔でよく見られた多年生の浮葉植物で、近年の護岸工事の影響で激減、絶滅危惧植物に指定されている。あさざは、換気、水質浄化、消波効果など水辺の植生帯を保全する機能を持っていることがわかり、1995年から始まった湖と森と人を結ぶ霞ヶ浦再生事業「アサザプロジェクト」は、ＮＰＯ法人アサザ基金や霞ヶ浦周辺の学校によるボランティア活動として広まり、浜駅近くにもあさざ群落が再生された。黄色の可憐な花の開花時期は、７月から１０月までと長く、見ごろは７月下旬から８月上旬と８月下旬から９月上旬の２期になっているが、今年は天候不順のため開花が遅れ、８月上旬になってようやく咲き始めたところである。