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上田交通では、1986年の1500V昇圧時まで活躍していた丸窓電車モハ5250形を再現したラッピング電車「まるまどりーむ号」を土日祝日に運行している。現行車両の元東急ステンレス車7200系2連を濃紺とクリームのツートンカラーにラッピング、両端の客室窓(戸袋窓ではない)を楕円形にラッピング、車内も木目調に変更するなどかつての人気車両だった丸窓電車の雰囲気を再現している。
一方、本家の丸窓電車5250形であるが、廃車後、3両のうち5251と5252が別所温泉駅構内に保存展示されたほか、5253も解体されずに中塩田駅構内に留置されていたが、新幹線の圧力計などを製造している長野計器株式会社が同社の上場記念事業として引き取り、修復のうえ丸子電子機器工場入口に「丸窓電車」資料館として保存展示した。同社員有志により磨き上げられた5253は現役当時以上の輝きを取り戻しており、車内には上田交通及び同社関連の資料が展示されている。17年3月のオープン以来、約4000人が訪れているという。 |
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